首のROM運動(ゆるめ運動)
めまいを起こしそうでしたらやめてください
解説
首は7つの骨があります。右に捻転(捻れる)すると右側、左捻転なら左、後方に変位なら両方の神経に異常伝導が起きます。はっきりとパターンがあり、なんとなく首が痛いとか凝っているという曖昧なものはありません。頸椎からは腕神経叢が出ており指の先まで繋がっていますので、中間の肩の関節や肘関節、手首、指の各関節の滑液が出づらくなり炎症や変形が出ることもあります。いわゆるテニス・野球・ゴルフ肘や腱鞘炎、へーパーデン結節、バネ指、指の痺れも引き起こすこともあります。
但し、事故などを起こして頸椎がずれた場合を除けば、仙骨、背骨、肩甲骨を支える大臀筋、背柱起立筋、菱形筋が弱く代償姿勢によって肩甲上腕関節が内旋(いわゆる巻き肩)し腕神経叢を牽引する為のものが大多数をしめます。この場合はこの筋トレをやらなければ治る事はありません。
特に仙骨が後方に変位した代償姿勢で頭蓋骨が前方、頸椎が後方変位という代償姿勢を起こすとその奥にある脳神経12対のうち11対が牽引される形になり異常伝導を引き起こす。派手に出るのは目眩。耳鳴り、迷走神経や交感神経の最大の分岐点の星状神経を牽引するいわゆる自律神経の症状を引き起こします。
また、「ストレートネック」だから痛いというような事を言っているのも多いですが、今まで30万人以上の改善例があります。が、7つある頸椎が左右の変位、捻転、前後等が変位無しという「ストレート」な首は今まで1例も見た事がありません。そもそも生理的前弯が失われて神経が引っ張られて痛みが出るというなら背骨コンディショニングが初めから言っている「神経の牽引説」に基づかなければ説明できないのです。ので、この理論に基づかないのであれば、流行っているから「ストレートネック」と言っているだけです。
固まった関節の靭帯を
ゆるめ、矯正して何よりも支える筋力を上げる事です
但し首の骨のずれの場合は歯の噛み合わせと食いしばりの関与もあります
詳しくは→背骨コンディショニング 首のこりと痛みが消えた
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