回旋筋群、いわゆるローテータカフの神経支配は棘上筋棘下筋は肩甲上神経、小円筋は腋窩神経、肩甲下筋は肩甲下神経で全て頸椎5•6番から出ている。この出処が左変位か右捻転なら右側、右変位か左捻転なら左側に異常伝導を起こし、滑液の減少を引き起こし肩の故障につながる。又、6番から胸椎にかけて正中橈骨尺骨といった指の神経があり指の症状だけでなく途中の肘関節の滑液不足から肘の故障を引き起こす場合もある。肘だけ見ても答えはない。しかも矯正した時に感触から頸椎13の分枝と正中神経と絡みがあるのではないかと思われる。頚椎のズレだけではなく仙骨の後方変位の代償で肩甲上腕関節が内旋しても、これらの神経や腕神経叢の巻き込みが起こるので、回旋筋群のストレッチのみならず頚椎から指の神経神経全て働きかける必要がある。もちろんズレている椎骨や関節は矯正し、仙骨の後方変位をさせないように大臀筋、肩の巻き込みをさせなように菱形筋の筋トレが必要。