以前に行った実験で

全身の関節に特殊な素材のドットを付けて、数台の赤外線カメラを用いた三次元動作解析装置を使って背骨矯正の前後で歩行がどの様に変わるかの実験です。

矯正は数ミリしか動かないと言われる仙骨の後方変異を数センチハメてその代償姿勢で後湾の強くなった胸椎(猫背)を正した。最初の写真は赤色が、次の写真は白色がそれぞれ矯正後。2人とも歩幅が大きく広くなっているのが確認できる。が、これは2人とも仙骨が後方に変異して腸骨が内旋して、いわゆる骨盤が閉じている状態となっており骨盤が閉じている状態で良い事は一つもない。大腿骨の骨頭が一部、寛骨臼との当りの強い部分があったのが腸骨が正位置になり解放された為歩幅が大きくなったとしか説明がつかない。この2人とも仙骨が2~3センチ矯正された。

*このままの状態が続き神経の異常伝導で股関節の滑液の出かたが悪くなると炎症が起こり痛みが酷くなると現代医学では手術と言われる。

*仙骨が後方に変異し腰椎も一緒に後方にズレると腰椎4から仙骨の3番から出ている坐骨神経のいずれかもしくは全てが引っ張られる形(神経牽引理論)になり痛みが出る。

どうしたら治るか?

ズレて固まった仙腸関節をROM運動でゆるめ

ズレた関節を元の場所に矯正し

2度とズレないよう筋力を向上する

に尽きる。言い換えると「ゆるめて、矯正してこれ以上神経がダメにならないようにして筋肉がつくのを待つ」

となります。

 

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